概要・目的

ICT(情報通信技術)の普及とともに,「データから価値を引き出す」ことの重要性がたびたび強調され,産業や自然科学の諸分野で様々な成果が報告されています.その要素技術として使われるのは,統計学,機械学習,そしてデータ解析を高速に実行するアルゴリズムなどであり,それぞれの立場から研究が行われてきました.

深層学習の目覚ましい成功をきっかけに,このようなデータ活用のための知見は,データサイエンスという学問領域に収斂しつつあり,その社会への浸透の必要性が産業界や政府からも叫ばれています.一方で,データサイエンスの最先端を支える理論の確立や,より広い分野への展開を目指して,今なお活発に研究が行われています.

この状況に鑑み,システム情報科学研究院では,データサイエンスの根幹をなす数理基盤や新たな手法の研究を加速するため,先端データサイエンス研究室を立ち上げました.当研究室では,機械学習や,それを支える要素として,統計,情報理論,アルゴリズム理論,最適化等を対象とした基礎研究と,最先端の応用研究に取り組みます.

九州大学 大学院システム情報科学研究院 先端データサイエンス研究室
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